伝染性紅斑は一般にりんご病と呼ばれる病気で、
その症状は赤い発疹として現れる事で知られています。

しかし、子供の感染の場合はほぼ発疹として現れる症状ですが、
成人が感染した場合には様々な症状で発症し、
足や関節のむくみとして現れる事があります。

その為、誤診の多い病気をして知られています。

伝染性紅斑とは?

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伝染性紅斑はヒトパルボウイルスB19というウイルスによる病気で、
顔や四肢に赤い発疹が現れ、特に顔がりんごのように赤くなる事からりんご病とも呼ばれています。

この病気は発疹が現れた時には感染力が落ちていて、
小児の場合は元気であれば
そのまま保育園や学校に通う事が可能であるとされています。

伝染性紅斑は感染しても明らかな症状が現れにくく、
小児でも3割程、成人では6割程の人は、
はっきりとした症状が現れないまま治ってしまうのです。

初期症状としては風邪に似た症状が現れ、
この時が最も感染力が強い時期だとされています。

病気の終焉時期に特徴的な発疹が現れるのですが、
この時期には感染力のほとんどは失われています。

ただし、この状態の時に感染したという事例もあるので
完全に安心という訳ではありません。
また、治ったと思った後にまたぶり返す事もあります。

伝染性紅斑の成人に対する影響

伝染性紅斑は、成人には感染っても発症しにくい病気ですが、
伝染らないという訳ではないので、注意が必要です。

特に、妊婦溶血性貧血の人には危険が伴います。
妊婦の場合、風疹程ではないとしても、
流産や胎児の異常が発生する可能性があるとされています。

また、溶血性貧血の人の場合は、
造血機能が一時的に停止状態に陥り、
重症の貧血状態に至ってしまう可能性があるとされています。

また、成人の場合、その症状は発疹でない場合も多く、
関節や四肢のむくみなどとして現れる事があります。

その為、病院の診察でもなかなか伝染性紅斑と診断されない事もあります。
その場合、身近に伝染性紅斑を発症した人が
いるかどうかが判断の元となる事もあるので、
子供や近親者が伝染性紅斑にかかっていた場合には
その事をお医者さんに告げるようにしてください。

伝染性紅斑の治療について

伝染性紅斑は決定的な治療方法が確立されていません。
その為、対症療法で治療を行う事がほとんどです。

また、発疹が現れた時にはもうピークは過ぎているので
治療をする必要はほとんどなくなっています。

この、症状が現れるのが遅いという特長が、
伝染性紅斑に対する予防も難しくしています。

伝染性紅斑の特徴的な発疹が現れる前は
軽い風邪のような症状である事が多いのですが、
二次感染の危険はこの時がピークとなります。

しかし、その症状が伝染性紅斑であるという事に
ほとんど気付く事が出来ないので、予防も出来ないのです。

伝染性紅斑の感染は唾液によって行われます。
対処方法としては、風邪のような症状が現れた人の近くには
妊婦を近付けないという事ぐらいしか無いでしょう。

体調が悪い場合は妊婦だけでなく、
周りの人もマスクをしたり手洗いうがいや殺菌消毒を
心がけるようにしましょう。

りんご病

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伝染性紅斑は俗にりんご病と言いますが、
その可愛らしい名前とは裏腹に、なかなか厄介な病気です。

不顕性感染と呼ばれる症状の出ない状態での感染者が多く、
その不顕性感染者からの二次感染は
ほぼ避ける事が出来ないというのが実情です。

一番多く発症するのは幼稚園から小学校ぐらいまでの小児ですが、
その看病をするお母さんもその次に発症率が高くなっています。

この年代のお母さんの場合、第2子や第3子を妊娠している事も多く、
注意が必要ですが、風疹と違って注意していても伝染らないという事が難しいのです。

しかし、かかったからと言って、全てが胎児に悪い影響を与えるわけでもなく
ヒトパルボウイルスB19に感染したまま健康に誕生する場合もあります。

感染したからと慌てずに医師と相談しながら経過を見守る事が大切です。