ココナッツオイルは顔のニキビに効くという話がありますが、本当でしょうか?
なんと言ってもオイルです。
普通は油はニキビの大敵ですよね。なんとも不思議な話です。
しかし実は、ココナッツオイルは皮膚病の外用薬として使われています。
アトピー性皮膚炎に効果があるとの研究発表がされているのです。
しかしアトピー性皮膚炎に効くからとニキビに効くとは限りません。
そもそもニキビにも段階があり、その段階によって対処方法は変わります。
ココナッツオイルの効能を見ると、どうやら初期段階や炎症を起こしたニキビには効果があると言えそうです。
ココナッツオイルとニキビ
ココナッツオイルはスキンケア成分としても注目されていて、
既に色々なサロンの処方ローションや化粧品として使われています。
保湿成分や低刺激なので赤ちゃんの肌の保護にも使われている程です。
一方でニキビですが、ニキビは何らかの原因で毛穴が詰まり、
そこに皮脂が閉じ込められて発生する物です。
10代のニキビと大人のニキビはその原因と経過が違うので
本来は違う物なのですが、原因はやはり毛穴に皮脂が詰まってしまって発生します。
このニキビ発生の初期段階で必要な事は、
皮膚を柔らかくして毛穴詰まりを解消する事と保湿です。
その意味ではココナッツオイルはそのものズバリの効能を持っています。
ココナッツオイルは肌の機能を高め、しっとりと潤いの肌にする役割を果たすからです。
しかし、ニキビが成長して黒ずんだりして来ると一挙に治療が難しくなります。
ココナッツオイルには肌の状態を良くする事は出来るのですが、
一度付いた痕を消す事は難しいからです。
ただし新陳代謝アップの効果があるので長い目で見れば根治可能である可能性はあります。
ココナッツオイルに関してはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
ニキビ予防としてのココナッツオイル
ココナッツオイルがスキンケアとして注目されている事は先に述べましたが、
具体的にどんな効果があるのでしょうか。
ココナッツオイルは近年多くの医療、美容機関から注目され、研究されています。
その中でいくつかの肌や美容に対する効果の報告が挙げられています。
- 紫外線ダメージから肌を守る
- 肌の自然な状態の維持をサポートする
- 肌のシミやシワ、たるみなどを防ぐ
- 感染症に対する防壁として働く
- 乾癬や湿疹などの症状を緩和
- アトピー性皮膚炎に効果あり
- 肌の乾燥を防ぎ柔らかく保つ
- 活性酸素を除去する酵素を活性化させる
つまり、肌の代謝をサポートして、その若さと潤いをキープ、
細菌の類を寄せ付けないという事です。
これらの事からココナッツオイルが治療よりもむしろ
予防に優秀な存在である事を示しています。
ニキビ治療について
次にニキビの原因と治療について詳しく見てみましょう。
ニキビは先に書いたように、毛穴に皮脂が詰まってしまって発生する皮膚の疾患です。
10代の思春期で出来るニキビの場合は毛穴がまだ小さい為、
皮脂が多く分泌される年頃になるとその皮脂が毛穴を塞いで、そこにアクネ菌が取り付いて悪化します。
この頃のニキビは皮脂分泌を抑える事で予防します。
油物を控えたり、刺激物を控えたりするのがそれですね。
また、皮脂の分泌の盛んなTゾーンを清潔に保つのも一つの方法です。
しかし、それが叶わず酷いニキビになった場合は治療を受けた方が良いでしょう。
大人のニキビの場合は、主にホルモンバランスの崩れが原因で起こります。
乾燥肌の場合は悪化しやすく、生活習慣の改善や保湿を心がける事である程度は予防出来ます。
これもどうしても酷くなるようなら治療が必要でしょう。
ニキビに効果的なアイテムについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
ココナッツオイルは内と外から体を守る
ココナッツオイルの抗活性酸素機能は実は食物と共に摂取した方が効果があります。
老化は体のあらゆる部分に異常を発生させるので
それを防ぐ機能があるというのは健康な体を作るという事に繋がります。
また、皮膚に使う事でニキビを防ぎ皮膚病を防ぎ、さらに若々しい肌にしてくれるのは魅力的です。
ココナッツオイルを使うという事は、単にニキビを治療するという以上に、
私達の体を若々しく保つ事に繋がると言えるでしょう。