盲腸とも呼ばれる虫垂炎は、年齢に関係なく発症する病気です。
虫垂炎の初期症状は風邪の症状に似ているため、子供がなると気づきにくく発見が遅れることもあるようです。

適切な処置をすれば問題ありませんが、悪化すると怖い虫垂炎。
症状を把握していればいざというとき安心ですよね。

また、術後は腹筋笑うことでさえできないのだとか…?

そんな虫垂炎になる原因や初期症状、再発予防の方法などをまとめました。

虫垂炎ってどんな病気?

虫垂炎と聞くと馴染みがなくても、盲腸と言えば思い当たる人もいるのではないでしょうか?
盲腸は大腸の一部分で、小腸との境い目辺りにあります。
盲腸にある6〜8センチ程の長さの臓器が虫垂です。

原因のひとつとして考えられているのが、大腸菌などの細菌やウイルスの侵入です。
虫垂に糞便などの異物がたまる、リンパ組織が過剰に増える、腫瘍ができるといったことにより、虫垂の入口が狭くなったり、塞がったりします。
すると、虫垂内部の圧力が上昇し、血行が悪くなります。血行が悪くなることで、
細菌やウィルスの侵入を招き、炎症が生じてしまいます。

虫垂炎の初期症状には次のようなものがあります。

  • 腹痛
  • 食欲不振や吐き気
  • 発熱
  • 背中をのばして歩けない
  • お腹を押さえると激痛を感じる

腹痛吐き気発熱は虫垂炎の3大初期症状と言われています。
血液検査をして白血球が異常に高い結果が出た場合は虫垂炎を疑います。

虫垂炎は手術、もしくは薬を使って炎症を抑える保存療法で治療されます。
保存療法は「薬でちらす」と表現される抗生物質を投与する治療法です。
炎症がひどく膿が溜まっている状態のときは手術が選択されることが多いようです。

保存療法で治療した場合、10〜30%再発することがわかっています。
手術をすれば再発はありませんが、術後3年半の間は大腸がんのリスクが2.1倍になるそうです。

虫垂はこれといった働きをしていない無駄な臓器と考えられ、
安易に手術で切除されていた時期もあったようです。

最近の研究で腸内フローラを良好に保つ働きや、
たくさんの免疫細胞が虫垂にある可能性が注目されています。

手術後の過ごし方とNG行為

虫垂炎の手術をして無事退院。
再発することもないしもう安心だ、と思いますよね。

手術直後はお腹に力が入らず、体を起こそうとしても痛くて起こせないという人が多いようですが、
腹腔鏡手術では傷跡も小さく術後の回復も早いようです。

順調に回復すれば問題はありませんが、腹腔内に膿が残っていると(遺残膿瘍)、
発熱腹痛を起こし再入院するケースもあるようです。
退院後、再び発熱や腹痛の症状が表れたら、遺残膿瘍を疑いすぐに病院へ行きましょう。

腹筋などのお腹を動かす筋トレや激しい運動は
退院後1週間は控えるよう指示がありますが、入浴や日常動作程度の動きなら問題ないようです。

虫垂炎に限らず開腹手術をした人に、傷口が痛むから笑わせないで、
なんて頼まれた人もいるのでは?

腹腔鏡手術の傷は小さくはありますが、
術後しばらくは笑うことや運動したりは控えてできるだけ安静に過ごしたほうがよさそうです。

虫垂炎の手術後は腸の機能が低下しているため、負担のかかる食べ物は避けます。
消化の良いものを中心にバランスの良い食生活を心がけ、回復に努めましょう。

こちらの記事もご参考に!

生活を見直して虫垂炎の再発を防ぐ

虫垂炎の再発を避けたいなら手術での切除が1番確実な方法です。
では、保存療法を選択した人が気をつけるべきこととは何でしょうか?

虫垂炎の原因はウィルスや細菌の感染や糞便のつまりなどいろいろありますが、
ストレスもそのひとつ。
胃腸はストレスに左右されやすい臓器と言われています。


日常生活においてさまざまなストレスを感じますが、
暴飲暴食睡眠不足など自分でストレスの要因を作っていることも。

規則正しい生活を心がけ、良質の睡眠バランスの良い食生活を送ることが大事です。
ストレスが虫垂炎の直接的な原因となるわけではありませんが、
免疫力が低下し再発の要因になるのでためないようにしたいですね。

虫垂が炎症を起こすと腹痛を感じますが、
病院へ行かずに市販薬で何とかできないかと考える人もいるようです。

市販の鎮痛剤で痛みは軽減することができます。

ですが、虫垂炎の原因のウィルスや細菌には効き目がありません。
虫垂に糞便が詰まり炎症を起こすと最悪の場合、壊死することも考えられますので、
できるだけ早く病院へ行き適切な処置を受けましょう。

まとめ

  • 虫垂炎は腹痛・吐き気・発熱が3大症状と言われている
  • 手術直後はできるだけ安静に過ごす
  • 腹痛や発熱の症状がある場合は遺残膿瘍の疑いがあるのですみやかに病院へ行く
  • 再発予防には、規則正しい生活を心がけストレスをためないように気をつける

虫垂炎の原因や症状、手術後の過ごし方などをまとめましたがいかがでしたでしょうか?
虫垂炎は盲腸にある虫垂がウィルスや細菌に感染するなどして炎症を起こす病気です。

腹痛・吐き気・発熱が虫垂炎の3大初期症状と言われており、お腹を押さえると激痛を感じるようです。
手術後はできるだけ安静に過ごし、規則正しい生活を送りストレスをためないことが再発予防になります。

自己判断で痛み止めを飲んでもウイルスや細菌には効き目がないので、
病院へ行くことをおすすめします。