ノロウイルスに次いで感染者が多い食中毒菌、カンピロバクター

主な感染経路は生肉などですが、
実は人から人への二次感染も、よくあるケースです。

この二次感染を防ぐためには、お風呂や食事などは、どうすれば良いでしょうか。

今回は、カンピロバクターの概要と、
感染後の対処法についてご説明します。

カンピロバクターってどんな食中毒?

生の鶏肉や、レバ刺しなどから感染しやすいと言われている、カンピロバクター。

この細菌は動物の腸管内に生息するため、
生肉に加工される際に菌が付着し、
そのままお店に並び、そして消費者の口に入ることで感染します。

症状としては、下痢、腹痛、発熱などが起こりますが、
風邪と勘違いして、食中毒だと思わないまま完治させてしまう人も、少なくありません。

ですが、コンディションが悪いと、重症化してしまうこともあり得ます。
今年、北海道の焼肉店で女子中学生がカンピロバクター食中毒で亡くなりました。

ニュースの動画がありますので、ご覧下さい。

若い命が奪われることになり、本当に残念ですが、
それだけ生肉にはカンピロバクターのリスクがあるということがわかりますよね。

このカンピロバクターの厄介なところは、
100個程度の少ない菌数でも感染してしまうということ。

つまり、ほんのちょっと菌が付いた食品を食べるだけでも、食中毒になってしまうのです。

ただ、空気に触れると死滅するほど弱い菌でもあるため、
空気感染や飛沫感染はまず起こりません。

本当に気を付けたいのは、二次感染!

空気感染をしないとは言え、
カンピロバクターの本当の恐ろしさは、二次感染にあります。
具体的には、感染者が調理した食品から、
それを食べた人全員に感染してしまうようなケースです。

カンピロバクターは加熱すると死滅しますが、
逆に低温には強いため、菌が付いた料理を冷蔵庫で冷やしても、しぶとく生き続けます。

ですから、給食施設などでは、感染者が調理したサラダや和え物など、
冷たいおかずから集団感染する例が後を絶ちません。

ですから、もしカンピロバクター感染症の疑いがあるのなら、
他人に食べさせる料理をするのは避けた方が良いです。


参照:http://item.rakuten.co.jp/

また、糞便と一緒に菌が排出されるため、
トイレの後の手洗いを徹底し、消毒なども怠らないようにしましょう。
持ち歩ける小さなスプレータイプを持っていれば
外出先でも気軽に消毒することができますよ。
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カンピロバクターはお風呂でもうつる

糞便と一緒に排出されるということは、
もちろん知らぬ間にお風呂などに菌が広がってしまうということも考えられます。

お風呂から二次感染するケースは、
料理からのものに比べて少ないようですが、
それでも可能性は0ではありませんので、気を付けるべきです。

まず、感染者は、お風呂に最後に入るようにし、
入った後は必ずお湯を抜くようにします。

カンピロバクターが増殖しやすい温度は31℃〜46℃と言われているため、
お風呂のお湯の温度と一致します。
ですから、止め湯にして翌日焚き直して入るのは、菌数が増えているおそれがあるのです。

そして、お風呂から上がった後に身体を拭いたタオルは、
必ず他の衣類と別にして洗濯しましょう。

小さなお子さん、高齢者は身体が弱く、感染しやすいです。
そして感染後も重症化する傾向がありますので、特に気を付けてあげるようにしましょう。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。
一歩間違えると死の危険すらある恐ろしい食中毒、
カンピロバクターについてご説明しました。

昔から、「お肉は生で食べちゃいけない」と教えられてきたのは、
このカンピロバクターに感染しないためだったのです。
しかも、カンピロバクターに汚染された生肉は、
どれだけ新鮮なものでも食中毒を引き起こすため、鮮度は目安になりません。

つまり、どんなお肉もしっかり中心まで加熱して、
カンピロバクターを始めとする細菌やウイルスをしっかり死滅させてから食べるのが、一番安全なのです。

家族が一人感染すると、他の家族への二次感染を防ぐ必要があるため、
とても不自由な生活を強いられることになります。
そうなる前に、食材の安全を確保して、一時感染から防ぐようにするのが良いですね。