出産経験がある人、または現在妊娠中の人なら、
会陰マッサージという言葉についてはご存知だと思います。

この会陰マッサージにはオイルを使いますが、
最適なオイルとして、カレンデュラオイル馬油がよくおすすめされます。
ですが、どちらを選ぶべきでしょうか?

今回は、会陰マッサージに向いている二つのオイルの特徴を中心にお話しします。

会陰マッサージの必要性

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赤ちゃんの頭はグレープフルーツくらいの大きさがあり、
出産時、膣から外に出てくる時に、会陰を押し広げながら出てきます。

ここで会陰が固いと、赤ちゃんが出てきにくいため、
ハサミで会陰を切開して出すことになります。

ですが、身体に傷を付けることですし、
切開するとその後のケアが大変になります。

ですから、それを避けるために、前もって会陰マッサージで
柔らかく伸びが良い状態にしておいて、赤ちゃんが出てきやすくするのです。

また、会陰マッサージをしておくと、出産時に自然に
会陰が裂けてしまうことも防げるので、産科ですすめられることも多いです。

特に初産の人は会陰切開が必要になったり、
会陰裂傷の可能性が高いので、事前にマッサージしておいた方が安心でしょう。

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カレンデュラオイルが会陰マッサージに向いている理由

会陰マッサージにはオイルを使用しますが、
その中で、定番とされているオイルがカレンデュラオイル。

カレンデュラとはキンセンカのことで、
これをキャリアオイルに漬け込んだものが、カレンデュラオイルです。

このカレンデュラオイルは、傷に塗ると治りを早め、
炎症を抑える効果があることから、「皮膚のガードマン」と呼ばれることもあります。

また、外傷だけでなく、婦人科系の疾患にも効果があることから、
女性の味方のハーブと言われることも。

なぜこのカレンデュラオイルが会陰マッサージに用いられるかと言うと、
皮膚粘膜を保護し、柔らかく滑らかにする作用があるためです。
また、低刺激なので、敏感な部分にも安心して使えるということもありますね。

馬油が会陰マッサージに向いている理由

馬油は昔から保湿剤などとして用いられている、
馬の脂肪を抽出したものです。

人間の皮脂に近く、皮膚から浸透しやすいために、
スキンケアなどに使われています。

この馬油は、日本では400年も昔から使われているスキンケアオイルのため、
会陰マッサージも馬油をおすすめする助産師さんが多いです。

やはり、敏感な部分にも使えるということと、皮脂に近い油分であることから、
会陰マッサージにも昔から愛用されてきたのです。

日本では、キャリアオイルなどが普及したのはごく最近ですから、
どんな田舎でも低価格で手に入る馬油が昔から使われてきたのもわかりますね。

そして、植物性のオイルが手に入りやすくなった現代でも
根強く愛用されているということは、それだけ使い勝手が良いということでしょう。

カレンデュラオイルと馬油、どちらを選ぶべきか
結論から言うと、会陰マッサージにはどちらのオイルも向いています。
なぜなら、どちらも肌に優しく、会陰を柔らかく伸びよくする効果は甲乙付け難いためです。

それなら、その使い勝手や入手のしやすさで選ぶのが良いでしょう。
カレンデュラオイルは、
今となっては自然派スキンケア用品を置いているお店には大体置いていますし、馬油は薬局で買えます。

例えば、カレンデュラオイルなら、
傷やあかぎれに塗ったり、唇の保護に使えます。


参照:http://item.rakuten.co.jp/

ただ、オレンジ色のオイルなので、
衣類への色移りを気を付けなければいけなかったり、
顔などの見えるところに塗る時は目立つ場合もあります。
カレンデュラオイルの詳細はこちら

その点、馬油は白色の油脂なので、色については気にすることはありません。
顔全体の保湿に使えますし、赤ちゃんのおむつかぶれなどにも向いています、
ただ、動物油ですから、植物油に比べると、べたつき感があります。
この使用感は好みによるでしょう。

これらの特性を理解したうえで、会陰マッサージ以外の使い途も意識しつつ、
オイル選びをしてみて下さい。

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まとめ

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いかがでしたでしょうか、会陰マッサージに向いているオイル二種について、
その特徴などを交えてご説明しました。

現在出産準備中の人、特に初産の人は、会陰を切ることになったり、
裂けてしまうことに対して恐怖感があると思います。

実際は、陣痛の方が痛すぎて、会陰を切ったとしても、
その痛みは感じにくいと言われていますが、できることならうまく会陰を伸ばして
赤ちゃんを出してあげたいですよね。

また、会陰マッサージをしておくと、
会陰切開や裂傷したとしても、傷の治りが早いのだそうです。

ですから、少し面倒なケアにはなりますが、
その後の自分の身体の楽さを考えると、会陰マッサージは欠かすことができません。

せっかく来てくれた赤ちゃんと、そして自分のためにも、産前のケアはしっかり行いたいですね。