野菜を丸ごと食べちゃおうって発想で注目されているベジブロス。
捨てられていた野菜のくずを美味しいスープに変えるものですが、
中にはベジブロスに向かない野菜もあるんですよ。
ベジブロスについて、効能や使う野菜などを説明していきますので、
ベジブロスに興味があれば、作る時の参考にしてみてください。
野菜を丸ごと食べるベジブロスって?
ベジブロスは捨てられてしまう事が多い野菜の皮や
へたなどを集めて煮込み、スープにしたものです。
栄養がぎっしり詰まっていたのは、
この捨てられてしまっていた皮やへた、種などにあったんですよ。
だから捨てずにスープにする事で、
野菜の栄養を余すところなく頂けちゃうんです。
プロが作るブイヨンも、野菜は切らずに丸ごと入れます。
それと同じですが、
実がなくて皮やへただけでも美味しいスープができ上がります。
この皮やへたには、フィトケミカルという抗酸化物質がたくさん含まれているんです。
フィトケミカルは老化防止や免疫を高める事ができるとされ、今注目されています。
野菜は土の中の細菌や天敵、紫外線から身を守る為に、
実と皮の間に栄養を蓄え戦っているんです。
だから、一番栄養がある部分を捨ててしまうって、
実に勿体ない話だとは思いませんか?
それにフィトケミカルは、
そのまま食べても得られない成分で、煮込む事で溶け出すのだそうです。
野菜くずを水に入れて、じっくり煮込んでください。
そうすれば、美味しい黄金のスープになるんです。
ベジブロスについてはこちらの記事も参考にしてみてください(*^^*)
ベジブロスの作り方は?
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野菜くずを集めておく(ある程度の量になったら作る)
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50度のお湯でよく洗って農薬を落とす
葉物なら15~20秒、他2~3分ほど浸けても可 -
野菜両手一杯に対し、水1.3l、調理酒小さじ1杯を入れて煮込む
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沸騰させてから20~30分ほど煮込むと完成!
このスープがベジブロスです。
このような流れとなります。
フィトケミカルは1つだけではないので、
いろんな種類の野菜くずがあった方が、たくさんの効能があるスープに仕上がります。
フィトケミカルと言われているのは、
トマトやニンジンのリコピンや玉ねぎのフラノボイド、
赤ピーマンのカプサンチン、なすや赤シソのアントシアニンなどがあります。
この他にもかぼちゃやとうもろこしのルテインや
大根のイソチオシアネートなどがあり、
フィトケミカルと呼ばれるものは1万種類もあるようです。
皮やへたなどは一度にたくさん出る訳ではないので、
少しずつためておいて、ある程度の量になってから水で煮込みます。
ただやはり、野菜の皮などは農薬が心配になってきますよね。
煮込む前には良く洗う事が大事ですが、
水ではなく50度ほどのお湯で洗うと、農薬を落としやすくなるようです。
葉物なら15秒から20秒ほどさっとこのお湯につけるだけ、
その他の野菜は2、3分間お湯に浸けておくだけで良いようです。
また、大きめのボールに水を入れ小さじ1杯の重層を入れて、
1分ほど浸けてから洗っても農薬は落ちます。
もっと簡単に農薬を落とすなら…
重曹を使った落とし方もいいのですが、野菜の汚れを落としてくれるお水がおすすめです。
展着剤は落ちにくく、しっかり洗っても落ちているのか不安になりますよね。
そういった汚れを落としてくれるのが、この洗浄水なんです。
しかも、O-157やサルモネラ菌などもガードしてくれるので
ウイルスや食中毒からも守ってくれるのです!
安心してベジブロスができるように、買っておいて常備しておくといいですよ(*^^*)
ベジブロスに向かない野菜があるの?
いろんな野菜のうまみで美味しくなるはずのスープが、
えぐくなってしまったり臭みが強くなったりするのは
元々フィトケミカルというのが天敵などから身を守る為に作りだされたものだからです。
人間の健康の為に作っている訳じゃないのです。
辛みが強かったり灰汁が強い野菜は、それで身を守っていたんですね。
ベジブロスに向かないと言われている野菜を上げてみます。
カリフラワーや玉ねぎの皮、キャベツの芯は苦みが強くなるようです。
また、菜の花やブロッコリー、キャベツは臭みが出ます。
ここで重なるのがキャベツですね。
キャベツは芯も葉っぱも、実はベジブロスにはあまり向いていないんです。
それに、キャベツなどの葉っぱは、緑が濃い硬い葉っぱが残っていれば、
農薬の心配もあるので、それはもう使わず捨てた方が良いです。
https://twitter.com/akko07101/status/693242683926523905
白菜も臭みが強いのかな?
味の好みは人それぞれなのも向かないことに関係してそうですね(゚O゚)
ですが、向かないと言われていても、
分量を減らせば問題なく美味しいスープができますよ♪
向かない野菜はあるけど分量を考えればOK!
いかがでしたか?
フィトケミカルが今注目されていて、
これがベジブロスを作れば摂れる事や、
ベジブロスを作る時には向かない野菜もある事などを、知って頂けたでしょうか?
何も考えず大根やにんじんの皮を剥いていたり、
とうもろこしだってあのもしゃもしゃのヒゲを取って捨ててしまっていたのではないでしょうか。
すべてベジブロスに使えるものだったんです。
勿体なかった(><)
野菜を捨てないで食べるというのは、農家の方へのリスペクトでもあります。
剥いたり切ったりしても、
それを煮込んだスープでいろんな料理を作れば良いんじゃないでしょうか?
向かない野菜だって、分量を少なくすればOK!
入れる野菜で毎回違う風味のスープができ上がるのも、楽しいかもしれませんよ。