花粉症の薬は眠気が強い物が多く、
仕事中に薬を使う人にとっては悩みどころでした。
しかしその中にあってアレグラは眠気が起こりにくく効果も悪くないので、
とても使いやすい花粉症の薬として知られています。
そもそもアレグラは副作用自体が少ないんですね。
薬を常用しなければならない人にとって、これはとても重要な事です。
アレグラとは?
アレグラはアレルギー症状を抑える薬として、
アメリカの製薬会社で作られました。
アレグラは他の花粉症の症状を抑える薬に比べて
効果が高いのに副作用が少なく、
薬を服用して仕事をしなければならない人にとって、とても心強い薬です。
特にドライバーなどの、
眠ってしまう事が事故に繋がりかねない仕事の人にとっては、
無くてはならない薬となっています。
アレグラ以外にはアレロックやジルテックが
効果の強い薬として知られていますが、
その一方で眠気が激しいという副作用が出やすい薬でもありました。
アレグラは効果時間が少し短めですが、
一日2回服用すれば一日分をカバーできます。
ただし、副作用が出にくいだけであって、
副作用が出ない薬という訳ではないので、
人によっては副作用が出る事もあるようです。
アレグラの効果についてはこちらもご参考に(*^^*)
なぜ薬を飲むと眠くなるのか?
花粉症、つまりアレルギーは、
ヒスタミンという体内物質によって引き起こされます。
花粉症の薬はこのヒスタミンの活動を抑えるのですが、
実はヒスタミンの起こす作用には、
脳で行う中枢神経作用や覚醒作用があり、
その為、血中に取り込まれた薬が脳に入り込むと、
脳に作用するヒスタミンの効果まで阻害して、結果として眠くなってしまうのです。
つまり血中を通って脳まで入り込まないのなら、
アレルギー対抗薬を服用したとしても、眠くならないという事になります。
アレグラは鼻などの症状を抑える薬ですが、
血中を脳まで運ばれる事はほとんどありません。
その為、アレグラはアレルギーの薬でありながら、
眠気などの副作用が起こりにくいという、
利用しやすい薬になったのです。
ジェネリックや市販品で使いやすくなったアレグラ
アレグラは2012年に市販品であるアレグラFXが、
2013年にはジェネリック薬が誕生し病院ではより安く、
家庭では病院に行かなくても、手軽に購入出来るようになりました。
病院で処方される薬と同じという事なので心配せずに使う事が出来ます。
花粉症は毎年の事なので、
いちいち病院に行ってお薬だけもらうのは辛いものがありましたが、
この薬、アレグラFXによってその心配がなくなったのは本当に助かりますね。
また、ジェネリック薬が出た為に、病院で出される薬が安価になり
毎年の薬代が少し安くなって家計にも助かります。
新開発の薬は、どうしても最初の頃は高くなりがちなので、
こうやってちゃんと段階を追って効果の高い薬が一般に普及して行くと、
利用する人にとって負担が軽くなるので大変良い事だと思います。
やっぱり花粉症の薬変えたの眠すぎる…アレグラに戻そうかな〜
— そよご (@tatsushima) February 17, 2016
毎日アレグラのせいで眠すぎる定時で帰って速攻お風呂。他にやりたいことあるんだけどなあ、体力に負けてる感(T_T)
— あすか (@milk_on_101) March 16, 2016
あーハナミズ止まらないから鼻炎止め飲んだけど副作用で眠いったらない
近所の薬局に眠くならないアレグラさえあれば— オカヤド (@okayado1215) October 10, 2015
眠たくなりにくいアレグラを求める声もあれば、
アレグラで眠たくなるという声もあるので、やはり相性によるのでしょうか…(*_*)
薬と副作用
体に異常がある時にそれを改善する薬があるのはとても心強い事です。
しかし、その効果が強ければ強い程、その副作用も大きくなる傾向があります。
なぜなら薬というのは、人体の中で起こっている現象を、
大きく変化させる為の物だからです。
人の体の中で不具合が起こっている場合には、
大体においてその現象が起こるまでの過程があります。
薬はその過程を途絶えさせたり、
その原因となる物の作用を低下させたりする物です。
例えば今回のヒスタミンのように、
鼻水を出したり炎症を起こしたりする役割と共に、
目が覚めているようにしておく仕事もやっていたりすると、
その仕事も妨害してしまう訳です。
薬によっては、逆に体内で行う仕事を活性化させる事によって、
別の所に負担が掛かってしまう事もあります。
アレグラと同じようにアレルギーを抑える薬であった、
テルフェナジンという薬は、
心臓に負担を掛ける作用を引き起こすとして発売中止になりました。
なので薬を服用している場合には、
異常があったらすぐにお医者さんに相談する事で、
自分にとっての安全な薬と容量を探る事が大切なのです。