冬になるとあかぎれになってしまうという方は、
毎年どうしようもないかゆみや痛さを感じているのではないでしょうか。

あかぎれでかゆみを感じるのはひび割れた皮膚が炎症を起こしているからです。

症状が出ている皮膚が赤くなったり、
血が滲んだりと、不快な症状が続くのがあかぎれの辛い所です。

あかぎれとは

Cleaning the dirty dishes with a blue sponge with detergent in a sink

あかぎれはひびの進化した状態で、主に冬に発症する症状です。
冬の寒い気温の中で水仕事をしたり、また、薬品などを扱ったりすると発症します。

寒いと指先が冷たくなりますが、
それは血液の循環が悪くなっているせいです。

その血液の循環が更に悪化する事により、
皮膚の表面にまで栄養が行き届かなくなると、
その栄養の行き届かない部分の細胞が急速に劣化してしまいます。

そうなるとその部分の皮膚の肌バリアも失われ、皮膚の表面が乾燥して、
細胞組織に沿って皮膚の表面にひびが入ります。

この状態がひびと言われる状態です。
それが更に進行して、より皮膚の組織の深い部分である真皮層にまで
亀裂が入った状態をあかぎれと言うのです。

なぜあかぎれと言うのかというと、
亀裂が毛細血管部分に届いてしまう為、そこから血が滲んでしまうからです。

ひび、あかぎれはなぜいたがゆいのか

皮膚にひびが入るという状態なので痛いのは当然分かりますよね。
では、かゆいのはどうしてでしょうか?

かゆみを感じるのは真皮層に存在する
肥満細胞の分泌するヒスタミンという成分のせいです。
ヒスタミンは知覚神経にかゆみを伝達する物質です。

そしてヒスタミンによってかゆみを感じた脳は、
神経の末端から神経ペプチドという成分を分泌させるのですが、
この神経ペプチドは肥満細胞を刺激して更にヒスタミンを分泌させます。

この悪循環とも言える流れでかゆみは広がっていくと考えられています。
そもそも肥満細胞がかゆみを伝える理由は、
異物の侵入を知覚してそれを排除する為とされています。

ひび、あかぎれの場合の異物とは
死んだ細胞である邪魔な皮膚組織ではないかと思われます。

死んだ組織を早く排除して
新しい組織を再生させる為と考えればおかしくはありません。

一方で痛みを感じるのは身体が傷付けられる事に警告を発する為です。
つまりいたがゆいという事は、
廃棄すべき部分と保護すべき部分が入り混じっているという事を知らせていると考えられます。
この場合、引っ掻くのはあまり良い選択ではないと言えるでしょう。

ひび、あかぎれを治すには


参照:http://item.rakuten.co.jp/

ひびやあかぎれの治療に一番大切なのは患部を保護する事です。
具体的には刺激を受けないようにして、
皮脂代わりになる保護クリームなどを塗り、
潤いを取り戻し血行が回復して組織が再生するまで待つというのが一番でしょう。
ヒビケアの詳細はこちら

しかし、ひびやあかぎれになる指先などは、
作業や仕事に必要不可欠な部分です。

そもそも作業や仕事で酷使するからこそそのような状態になったのですから
完全に保護する事は実際問題としてかなり難しいと言って良いでしょう。
そこで、ある程度工夫を凝らす必要があります。


ひび、あかぎれを治す為、
寝る時にクリーム塗って手袋をするという人は多いようです。
他にも水仕事は出来るだけ手袋をして行う事や、
ひびやあかぎれ用の絆創膏を利用するという方法もあります。
放置をするとひどくなるだけなので、軽い内に出来るだけ治しておきましょう。

一度かゆくなると刺激を受けるだけでまたかゆくなる

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かゆみというのは前述した通り異物を排出する為の身体の反応ですが、
実の所、まだはっきりとそうだと断言出来る訳でもありません。

ある程度は理屈が通じるのですが、このあかぎれやひびのように、
引っ掻くと身体にあまり良い影響を与えないのでは?
という時にもかゆさを感じるようになっていますよね。

これは一つの考察ですが、かゆいから引っ掻くという動作を行う事で、
古い組織を排除すると共に、患部に血を巡らせて、
足りない栄養を補給させようという狙いがあるのではないかと思うのです。

そしてかゆいからと言ってあまり引っ掻くと今度は痛くなります。
痛みはそのままストップの意味です。

要するに適度なマッサージを促しているのではないかとも考えられます。
とは言え、この仮定は、指が清潔な状態であれば良いのですが、
爪などが不潔な状態だと却って感染症などに罹ってしまう可能性があるので
あまり身体の命令にだけ従っているのも危険な場合もあるのではないかと思います。

それにしても、身体というのは本当に上手く出来ているものですね。