ドレニゾンテープ」って、知っていますか?

「テープ」と聞くと、セロハンテープやビニールテープを想像しますが、
このドレニゾンテープは、文房具でも梱包用品でもなく、れっきとした医療用品。

今回は、このドレニゾンテープと、
あかぎれを始めとするこの薬の副作用についてご説明します。

ドレニゾンテープとは

2015-12-19b

ドレニゾンテープとは、
「フルドロキシコルチド」というステロイド剤を含ませた半透明のテープ状医薬品です。

患部に貼り付けて効果を発揮する外用薬、いわゆる貼り薬の形状をしています。

この薬は処方薬のためお医者さんにかかって、
処方箋を出してもらって初めて、手に入れることができるものです。
つまり、調剤薬局ではないドラッグストアなどでは手に入らないということですね。

この薬は、薄いテープ状のため、軟膏などよりもべたつかず、
そして薬剤をテープで押さえることになるので、
少ない薬の量でも、有効に患部に浸透させることができるのです。
そのため、使われているフルドロキシコルチドはステロイド薬の中では、
弱いものに位置づけられています。

テープ状の薬のメリットとしては、
患部の大きさに合わせてカットして使えるということなども挙げられます。

ドレニゾンテープの適応症と副作用

このドレニゾンテープですが、一体どんな疾患に効くのでしょうか。

まずは、一般的な皮膚疾患である湿疹や皮膚炎、乾癬、
そしてアトピー性皮膚炎など。

このような皮膚の病気以外にも、
悪性リンパ腫などのガン治療にも使われるそうです。
そして、ケロイドを治す作用があるため、
火傷跡や手術跡などにも使われます。

このように便利なドレニゾンテープですが、
医薬品ですからもちろん副作用があります。

まず、タイトルにも挙げたあかぎれ。
これは、テープを貼った個所が薬のせいで乾燥し、
ひび割れやすくなることから起こります。
そして、毛穴が詰まってにきびのようになる毛嚢炎、
皮膚の萎縮や接触性皮膚炎なども起こる可能性があります。

また、皮膚上の副作用以外にも、
頭痛や眼痛などの目の異常が起こった場合は、
すぐに薬の使用をやめるべきです。

この中のどれにせよ、副作用が起こったら、
お医者さんや薬剤師に相談しましょう。

ステロイドがいけないと言われる理由

ステロイド薬は効果がある反面、
使いすぎると良くないとも言われます。
それにはいくつかの理由があります。

まず、ステロイドは炎症の原因などを
根本的に治療するものではないということ。
痒みなどを一時的に起こらないするための薬なので、
使い続けても元々の疾患が良くなるわけではないのです。

もちろん、ステロイド薬で症状を抑えながら
根本的な原因の治療を行うのが一般的ですが、
アトピー性皮膚炎などの場合は原因が複雑なことが多いので、
完治しないままステロイド頼りになってしまう場合もあります。

また、慢性の皮膚炎などで常にステロイド薬を使っていると、
身体に耐性ができてしまい効き目が薄くなると言われています。
そのため、効かなくなったらもっと強いステロイド薬を、と繰り返し、
最終的にはどんな強いステロイド薬も効かなくなってしまうという恐ろしい結果も考えられるのです。

しかし、ながら、一時的に症状を抑えながら根本治療を行うためには、
ステロイド薬はなくてはならないものです。
ステロイド全てを悪と決めつけるのではなく、
適切な使い方をするべき薬なのだという認識を持つべきでしょう。

まとめ

2015-12-19c

いかがでしたか?
ドレニゾンテープの効果とその副作用、
そしてドレニゾンテープを含む、ステロイド薬の危険性などについてご説明しました。

ドレニゾンテープであかぎれが起こりやすくなることはお話ししましたが
どんな薬にも副作用は付き物です。

特に、効果の高い薬であるほど副作用も大きく出てしまうものですから
ある程度の副作用は、覚悟しておく必要があるのかもしれません。

ですが、やはり薬の効果などについては素人判断をしては危険です。
薬を使っていて何か違和感があったり、
異常が生じた場合には、すぐにお医者さんや
その薬をもらった薬局の薬剤師さんに相談をしましょう。

自分の身体を守るためですから、
「しつこいかな?」と思っても、納得が行くまで、
専門の人に説明してもらった方が安心ですよ。

ですが、ステロイドを使う前に
保湿クリームやキャリアオイルなどで保湿してみてはいかがですか?

ホホバオイルはアトピーや乾燥肌にいいことでよく知られていますね。

乾燥をこまめに潤すことで痒みが減少し、
症状が少しだけ和らぐかもしれません。

それでも良くならなかったり症状がひどくなってしまうようであれば
すぐに病院で診てもらってくださいね。