感染力の高いインフルエンザウイルスを知らない方はいないと思いますし、
皆さんインフルエンザに罹らないようにと冬場は気を付けて生活していますよね。

実はインフルエンザウイルスの次に、
人間が感染するウイルスはアデノウイルスなのですが、
それ程気を付けて生活していない方が多いです。

様々な症状が出る為に、特定しづらく多くの場合は
軽症で治るアデノウイルスですが
まれに重症化して命に関わる場合もあります。

風邪の時にをかいて治そうとする人も多いと思いますが
実は、あまり良くないということをしっていますか?

アデノウイルスの知識をしっかり身につければ、
辛い症状から一日も早く抜け出す事が出来ます。

アデノウイルスって何?

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アデノウイルスDNA遺伝子正20面体(カプシド)構造体を持つ
直径75mm~80mmの小さな球形粒子状のウイルスの事です。

アデノウイルスは風邪症候群を引き起こす原因となるウイルスで、
実はポピュラーなウイルスの一種です。

プール熱で有名なのは、アデノウイルス3型

アデノウイルスは夏に野外のプール等で、
主に子供がかかる咽頭結膜熱(通称:プール熱)の原因となるウイルスです。

プールで感染することから、主な感染源をプールの水と考える方も居ますが、
実際は飛沫感染接触感染などでも感染する位の強い感染力を持ったウイルスです。

アデノウイルスには、多くの型(タイプ)が存在していて、
現在判明しているだけでも51の型(タイプ)があります。

有名なプール熱は、アデノウイルスの中の3型ですが、
最近は他の型のアデノウイルスによるプール熱の発症も多数確認されるようになっています。

アデノウイルス感染症の代表的な症状ー咽頭結膜熱ー

アデノウイルスに感染すると、
様々な症状が出ますが、代表的な症状が3つ有ります。

  • 喉が腫れて痛みに悩まされる咽頭炎
  • 目ヤニや目の充血が起こる結膜炎
  • 38~40度近い高熱

この3つの症状が出る咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)は、
アデノウイルスによる感染症の代表的な症状です。

咽頭結膜熱はプール熱の主要症状でもありますが、
夏風全般の症状を示す疾患でもあります。

咽頭結膜熱は3つ全て出る場合もありますが
一つだけ症状が出る場合も有りますので
どれか一つでも症状が出た時には、咽頭結膜熱を疑う必要があります。

アデノウイルスにかかったら、登校や出勤は出来るの?

アデノウイルスに感染したと診断されたら、
保育・幼稚園児や小中学生は文部省より
登園・登校の禁止が明確に指定されています。
第2種伝染病指定なので、症状が消えたあとも2日間は登園・登校は禁止です)

これは、感染力の強いアデノウイルスを
周囲にばら撒かないようにする為の処置です。

尚、大人の場合は仕事の都合等もあり、
出勤しなくてはいけない場合もあるため
基本は出勤は控えるべきとなっていますが、強制ではありません。

しかし、感染力の強い感染症に罹っているのですから、
うがい・手洗い等の徹底とウイルスを通さないマスクを常に装着するなどして、
周囲の人間に病気をうつさないように注意を払う必要があります。

症状が長引く事もあります

アデノウイルスでの感染症の症状の殆どは咽頭結膜熱ですが、
その他にも胃腸炎・急性呼吸器感染症・出血性膀胱炎・流行性結膜炎などの症状が出る事も有ります。

これらの発症では、症状が重くなり治療機関が
長期にわたる事も有りますので、注意が必要です。

急性呼吸器感染症とは、感染症による起こる呼吸器疾患の事です。
例えば、気管支炎肺炎などです。

肺炎は重症化すると命にも関わる病気ですので、特に注意が必要です。

アデノウイルスについては、こちらの記事でも詳しく説明しています(*^^*)

熱を下げる為に汗をかくのはNG

よく、年配の方で「熱が出たから熱を下げる為に、布団を被って汗を出した」
と言われる方がいます。

が、このように発熱して高温状態である体を不自然に温める事は
逆に身体に大きな負担を与えてしまいます。

また、発熱による発汗や喉の痛みにより
水分を上手く摂れない状態の身体は、
脱水症状を起こしている可能性が高くなります。

このような状況で、無理に汗を出す行為は脱水症状を重くするだけですので、
絶対に無理に汗をかかせるような事はさせないでください。


でも、やっぱり汗をかくと熱が下がるんですよね(*_*)

発熱時には、アイスノンや冷たく冷やしたペットボトル等を喉の下や
脇等の大きな血管が通っている場所にあてて、身体を冷やして熱を下げましょう。

同時にこまめに水分補給を行います。

水分補給といっても、水分を摂る飲水行為だけが水分補給ではありません。
食物には全て水分が含まれていますので、飲食物を摂る事が水分補給になります。

しかし、体調が悪く咽頭通がある場合は、飲み込む行為自体が苦痛でしょうから、
冷たくて喉越しの良い、ゼリーやプリンなどで水分補給をさせると良いでしょう。

まとめ

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誰でもが罹るポピュラーな病気だからこそ、
時に重症化することを忘れてしまいやすいです。

アデノウィルスに限らず、無理に汗をかいて
治すということは控えてください。

どんな病気でも、重症化する可能性がある事を忘れずにいる事が大切です。

また、昔ながらの方法もよいのですが、
中には逆に体調を悪化させる物も有りますので
どんな病気でも、療養する方法は医師か看護師に訊ねる習慣を付けた方が良いでしょう。