「プール熱」「咽頭結膜熱」などの原因として有名なアデノウイルス
このウイルスには様々な型があり、型によって出る症状が変わります。

例えば、高熱、喉の痛み、結膜炎、鼻水……などなど、
アデノウイルス感染症の代表的な症状はたくさんあるのです。

アデノウイルス感染症の症状や対処法について、知っておきましょう。

アデノウイルスの代表的な症状

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アデノウイルスには「三大症状」というものがあります。
それは、咽頭炎、結膜炎、高熱の3つ。
これらの3症状が出ている場合、アデノウイルスに感染した疑いを持ちましょう。

アデノウイルスの症状はそれだけではなく、
上気道炎気管支炎、そして重症化すると肺炎を引き起こすこともあります。
これらの呼吸器の炎症を起こしていると、激しいが出ます。

また、ひどい時には痰が絡んで呼吸が苦しくなることもあるようです。
アデノウイルスは「夏風邪」とも呼ばれる通り、
鼻水、鼻詰まりなどの風邪のような症状が見られることが多いようです。

アデノウイルスについてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

子供は鼻水から中耳炎になることも!

サラサラの鼻水が流れ続けたり、鼻詰まりになって呼吸が苦しかったりなど、
アデノウイルスのせいで鼻の症状が出るようになると、つらさは倍増しますよね。

元々、鼻水はウイルス感染への防御反応ですが、
子供の場合はあまりに長引くと中耳炎に進行する恐れがあります。

子供は、鼻と耳をつなぐ管が未発達で、
無理に鼻をかんだりすると鼻水が耳に移動してしまうことがあるからです。


このように、お子さんがアデノウイルスと中耳炎を併発したという話をよく聞きますよね。

これは偶然ではなく、因果関係があることなのです。

治療としては、抗生剤や痛み止めの投与、
ひどい場合は鼓膜を切開して、中に溜まった膿を出す処置がとられます。
(アデノウイルス自体には抗生剤は効きませんが、細菌による二次感染を食い止める目的で投与されます。)

中耳炎と関係のあるウイルスは他にもあります。

鼻水を止める、鼻詰まりを治す方法は何がある?

そんな鼻水をより早く止めるためには、いくつかの方法があります。

まずは、鼻を温めること。
蒸しタオルで鼻を覆ったり温かい飲み物を口から飲んだりすると、
鼻の血行が良くなり、鼻水が切れやすくなります

また、枕元に切った玉ねぎを置いて寝るという方法もあります。
玉ねぎの切り口から出る「硫化アリル」という成分が、
鼻の殺菌や血行促進に効果アリだと言われています。

最後は、ツボです。
動画でわかりやすく説明されているので、ご覧ください。

アデノウイルスを予防するためには

そもそも、アデノウイルス感染症を予防できれば、
これだけつらい症状を味わう必要が無くなりますよね。

でも、残念ながら、アデノウイルスには有効な予防法が無いと言われています。
せめてできることと言えば、普段から抵抗力を付けるために睡眠をしっかり取る、
栄養を摂る、そして、お出かけ後のうがいや手洗いを徹底するという程度です。

ご家庭で感染者が出た時には、
二次感染を防ぐために他の家族との接触を避ける、
お世話する人はマスクをして感染者と触れるたびに
手洗いをするなどの配慮で、家庭内感染を食い止めることができます。

また、あなたやお子さんが感染した場合は、
周囲に広めないための配慮として、
仕事や学校をちゃんとお休みすることが大切です。

アデノウイルス感染症の一つ、
咽頭結膜熱は、症状が治まってから2日間は登校、登園禁止とされています。
大流行を防ぐために、感染者はこの決まりを守りましょう。

まとめ

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高熱が出て、症状も比較的長引きやすいことが特徴のアデノウイルスですから、
小さいお子さんが発症した場合は、お父さんやお母さんはきっと心配になってしまうことでしょう。

心配なのはもちろん、大人にも感染する病気ですし、
何よりお世話のために仕事を休まなければいけなくなるというのが困りものです。

できるだけ予防したい病気の一つですが、
アデノウイルスは潜伏期間が長く、そのうえ症状が治まった後も、
二週間ほどはウイルスの排出が続くと言われています。

つまり、見た目にはわからなくても、
ウイルスを持っている人が身近にいるかもしれないということ。

こんな厄介な病気ですから、予防は難しいと割り切って、
発症後に重症化しないようにケアしてあげることが大切と言えますね。