アデノウイルスは、子供のよく罹る感染症のウイルスで、
全部で49種類程もある種類の多いウイルスでもあります。

その種類の多さの通り症状も様々で、咽頭結膜熱、いわゆるプール熱から、胃腸炎、果ては肺炎まで、
その顕れ方はとても同じウイルスが原因とは思えない程です。

また、アデノウイルスはその症状の出方に波があり、
治ったと思ってもぶり返す事がよくあり、感染力も強いので注意が必要なのです。

アデノウイルスとは

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アデノウイルスはとても伝染りやすいウイルスで、
幼稚園などにそのウイルスを持っている子供がいるとたちまち流行してしまいます。
看病する大人にも感染する事が多いという厄介なウイルスです。

その症状は上気道炎、気管支炎、肺炎、扁桃腺炎
前に述べたプール熱として知られる咽頭結膜炎、流行性結膜炎、
出血性膀胱炎、無菌性髄膜炎、胃腸炎等として顕れ、
1週間〜2週間ぐらい症状が悪くなったり良くなったりを繰り返します。

このため、良くなったと安心して幼稚園への通園を再開したと思ったら、
再び熱を出したという連絡が来たなどという事が起こります。

なにより、このアデノウイルスには
特効薬がなく症状が現れた時にその症状に対処する薬を投与する
対処療法的な治療しか治療方法がないのが厄介なのです。

こちらの記事でもアデノウイルスについて詳しく説明しています(*^^*)

アデノウイルスで注意すべき事

アデノウイルス感染症は、その多くが高熱を出します。
大体39度程の熱が1週間程度続くので
小さな子供の場合、脱水症状に特に注意が必要です。

また、胃腸炎タイプのアデノウイルス感染症の場合
腸重積を起こす事があります。
腸重積とは、腸が腸の中へと潜り込んでしまう状態で、
この状態になると激しい腹痛が起こります。

しかし、激痛に苦しんでいたら、しばらくすると収まり、
収まったかと思ったらまた激しくなるという事を繰り返すので、つい深刻に考えないでいると危険です。

症状としては血便が出て、出血がどんどん激しくなり、
症状が始まって24時間以内に
適切な治療を行わないと手術が必要な事態になってしまいます。
早めに病院に連れて行きましょう。

また、アデノウイルス感染症の中には血尿の出る出血性膀胱炎や、
重症肺炎になるタイプの物もあり出来るだけ早めに病院で診断を受ける必要があります。

アデノウイルスの特徴

アデノウイルス感染症には特に特徴的な3つの症状があります。
それは喉の痛みや腫れ、目の充血や目ヤニ、そして38度以上の高熱です。
これらの特徴を全部併せ持ったのがプール熱として有名な咽頭結膜炎です。

このプール熱は夏風邪の代表的な病気ですが
アデノウイルスの特徴的な症状を顕した場合、
なるべく早く病院で診断して貰うのはもちろんですが大人なら会社を、
子供なら幼稚園や学校を即座に休む必要があります。

アデノウイルスは感染力が強力で、
1人その感染者が集団の中にいるとたちまち病気が広まり流行してしまうからです。

特に、幼稚園や小中学校の場合は
文部科学省から登園登校の禁止が明確に記されています。


母親からしたら、長期のお休みは本当につらいものなのです(*_*)

また、アデノウイルス感染症が流行している時に
小児科などの病院に行くと、
そこで感染してしまう事もあるので流行が始まったら病院に近付くのを控えた方が良いでしょう。

アデノウイルスはとにかく感染力が強く、
予防の為に掃除をしても除菌は困難です。
なので、除菌ではなく『殺菌』ができる消毒スプレーを用意しましょう。

最近の除菌スプレーはアデノウイルスに使えるものは
だいたいインフルエンザノロウイルスなどにも使用できる為
一本用意しておくと年中ウイルスを殺菌予防することができます。

アデノウイルスについてはこちらもご参考に♪

潜伏期間が長く、二次感染可能期間も長い

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アデノウイルスの特徴として潜伏期間が5日から1週間と長く、
回復しても発症から2週間程度はまだ二次感染可能期間となっています。

その為、熱が下がっても、
2日は学校などに登校するのは禁止されています。
また、自覚症状のない感染者がプールなどで感染を広めるケースも多く、注意が必要です。

何よりもこのアデノウイルス感染症は5日から7日の発症期間内で、
熱も上がったり下がったりを繰り返す事が多く治ったと思って出勤、登校したら

また症状がぶり返して寝込んでしまうケースも多々あります。
その為、発病から2週間程は少々元気になっても安静にさせておくつもりでいた方が
本人の為にも、周囲の為にも良いと思っておいた方が良いでしょう。